「自転車違反に赤切符」という新聞記事を見ましたの巻き

自転車違反に赤切符 
2022年10月26日(水)    kumanoayu
    

写真① 安威川散策開始地点である太田中学校付近から北の方角、上流方向を
    望む。正面奥中央の白い建物が「高槻赤十字病院」です。
   
10月18日の読売新聞・夕刊の1面トップに掲題のような見出しの記事が掲載されていた。
(以下抜粋)
「全国の警察で自転車による交通違反の取り締まりを強化している。これまで大半は警告で済ませてきたが、今後は悪質な違反の場合に赤切符を交付する」という内容で、重大な死亡事故や交通違反への苦情が後を絶たないためだという。
   ①信号無視
   ②「止まれ」一時不停止
   ③徐行せずに歩道通行
   ④右側通行      
 これら四つの違反が重点対象だという。


赤切符:交通違反の現場で交付される交通切符。警察に出頭して取り調べを受けた後、道路交通法違反容疑で書類送検され、罰金を科される。


従来よりも一歩も二歩も前進か!赤切符制度」無いよりもまし。しかしこんなことで自転車の不法、不埒な操縦、運転、走行はおいそれとは減るものでは無いと思う。
スマホ片手に結構な速度で通学、通勤しています。歩道を走ったり、さっと自動車道に移動したり、まるでサーカスのように己の目的である「前進」なんでしょう。自分が安全であれば通行人や自動車などは眼中にないのかも知れません。
倫理観は地に落ちたと言わざるを得ません。「他人のことより己のこと」。
法律が強化されてもそれを取り締まる「司法警察官=お巡りさん」の数が圧倒的に手薄だからです。お巡りさんも従事する役務が多すぎて手が回らないからです。
道徳、倫理、人間性モラル、根本は家庭教育の貧困か、難しい話になってきます。


写真② 私の散策は安威川左岸ですが、対岸の右岸には結構ゴミが漂着しています。可愛い
    鳥(アオサギでしょうか)に目をやったのに、ゴミも目に入ってきます。
   
 私の親しい友人も数年前に高校生が運転する自転車にぶつけられ、その結果片足を切断する羽目になり、義足を使用することを余儀なくされる結果となってしまいました。
昔は警告用の「リンリン、チリンチリン」と鳴るベルの装置が付属していて、後方から追い越すときは早めに鳴らしてくれたものだが、近年はついぞ聞いたことが無い。
所詮、その装置は装着されていないのではなかろうか!
装着されていないのであれば鳴る筈が無い。よしんば装着されていたとしても、スマホ(携帯電話)を操りながらかなりのスピードで横を通リ抜けるのだから、歩行者はたまったものではない。


写真③ ある日の夕景 2,3日前の半曇りの日に、下流方向に永久橋を望む。


 滅多に無いことであるが、後方から「自転車が通過します。ありがとうございます」とアナウンスしながら通過するおじさん(もしくは兄やん)がいる。
いちいち面倒なことかと思うが、ベルによる警告を発しないより、うんとましである。こんなご時世なので「有りがたい、良くできたおかた」と稀有な存在に拍手を送りたいとまで思う。
私達が歩行するときは、ふと両手を広げてみたり、方向を右や左に動いてしまうことが有るかと思うが、いつなんどき後方から殺人自転車がサイレンス、尚且つ結構なスピードで横をすり抜けようとしているかも知れない。
不肖この私も何度も何度も〈ヒヤッとした〉経験がある。
勿論自転車操縦者に注意義務があるし、冒頭の記事のように道路交通法の違反行為には違いない。しかしぶつかられたら人間が大きな怪我をすることは自明の理である。「注意1秒怪我一生」であろう。
乱暴な言い方であるが、「徐行せずに遊歩道通行」するのであれば、法律違反製造の場所を提供しているようなものだ。自動車は乗り入れ禁止であるので、自転車は車からは保護されている。人間だけが危険にさらされていると言っても過言では有るまい。遊歩道への進入を全面禁止にしてもらいたい。
                              (おわり)