シルクのスーツがお似合いだった元上司殿を探している AYUの巻き

2024年02月11日(日)   kumanoayu 


写真① 本日の安威川散策起点付近からいつものように上流方向に「高槻赤十字病院」を仰
       ぎます(24.02.10) 


 こちら関西地方に於いては、日あたりから晴れが続くという予報で「うれしいことではないか!」と内心喜んでいたが、」日は 日で散策開始直後から傘を取りに引き返すという事態になってしまった。


本日10日も晴れマークを確認してから散策に出向いたが安威川に到着した途端に雲行きが怪しくなってきた。それでも晴れマークの予報を信じて、今日は心から傘無しでコースを下流方向に向かう。


歩きはじめてほどなく傘無しの AYU を待ち受けていたかのように、濡れるか濡れないかどちらともつかない程度の雨がやって来た。
あわてて「天気予報」にアクセスしてみると、当地はこの時間 90% の雨マークになっていた。


写真② 茨木市「西小河原公園」内の一角にはテニスコートが有る。休日でもあり多くの利
    用者で賑わっていた(24.02.10)


出発前は晴れマークで有ったのに、降りだしてから予報を変更するなんて、空模様を観察していて様子を見てから変更予報を出しているように思えてならない。これなら的中率 100% ではないか!


そうは言うものの天気予報なんて「当たるも八卦当たらぬも八卦」みたいなもので、予報をあてにして尚且つその上100% 信じて当たらないからと言って文句を言うようではいつまで経っても人間進歩が無いと言われるかも知れない。


言われなくても現実進歩が無いので有るから自業自得であると言えようか!
自業自得を反省して明日からは常時軽量の「折り畳み傘」を背中のリュックに放りこんで置くことにしょう!


写真③ 西河原公園内で野良猫を見ました。この付近では4,5匹生活しているようです。
              いつも餌やりのおじさんを見かけます。
    カメラを向けると恥ずかしいのか、いつもはゆっくりとその場を離れてしまうので

              すが、本日は一匹だけ見かけました。カメラを向けるとベンチの上から地べたにお
    りて移動して特等席に収まりました。
    おじさんから餌をもらった後だったので眠いようです(24.02.10)


 能登半島地震発生から久しい。
昔、勤務していた会社の本社所在地が金沢市内にある。七尾市内にも工場が有り、良く出向いたものである。当然多くの友人、知人ががいる。
これまでの情報では皆さん無事であると聞いている。


地震とは関係なく最近になって元々職場の上司殿の声を聞きたいと思うようになっていた。AYU が 30 歳から 45 歳になる約 15 年間上司として仕えてきたのである。勿論お金持ちの出で、いつもピカピカの革靴、夏は当然メッシュ、冬は冬で凍結路でも滑らない耐凍結道路用ブーツ、シーズンはお洒落な絹(シルク100%)製の御誂え背広上下でピシット決めていた。


写真④ 金沢市・武家屋敷跡(ネットからの借用です)
         土塀を雪害から保護するため編み込んだ藁で囲っています。春が来ると取り外され
    ます。


それで在東京のお得意様に同行して頂くのである。相当に深い取引関係に発展していた。相手様は当時既に日本国内はおろか世界でも有数の企業で有った。
面談はと云えば大抵は事業部門の担当役員(専務、常務、事業本部長クラス)とは常であった。相手様が楽しみに待ち受けて下さっているのであった。ビジネスとしてこんな有りがたいことは無い。


東京でもビジネス界でシルクのスーツを着こなしている人物にお目にかかったことは無かった時代であったので、この金沢の上司殿は客先の間でもちょっとした有名人になってしまっていた。


写真⑤ 京都・賀茂川の流れ(ネットからの借用です)


お互いビジネス界を引退してから久しい。上司殿は金沢市内在住で有る。
電話番号は既に登録が無かった。近年携帯電話の普及で加入電話をお持ちであっても番号帳には掲載しない方が多いと聞く。


元の職場の同僚とか知り合いに八方手を尽くして調査しているが数年前から年賀状も途絶えているという。


ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
(訳:川の流れは絶えることはなく、それでいてそこを流れる水は、同じもとの水ではな
   い。川のよどみに浮かぶ水の泡は、一方では消え、また一方ではできて、そのまま長
   くとどまっている例はない。世の中に生きている人とその人たちの住処もまた、ちょ
   うどこの川の流れや水の泡のようなものである。) 
   鴨長明「方丈記」より品用させていただきました。


自分の人生、生きる意味とはなにかをじっくりと見つめなおす機会としてAYU の調査はまだまだ続きます。
                                 (おわり)

写真⑥ 安威川の「なかよし鴨」(24.02.10)