「安威川で見かけた三毛猫」№2(Muragon Archives)の巻き

2023年 5月7日(日)    kumanoayu


写真① 京都大原寂光院です。


 このブログの2022年9月26日付け「安威川で見かけた三毛猫」を再訪問して頂くと有りがたいのですが、今日のお話は何とタイムスリップしたようなお話になるのです。


かれこれ約 10 日ほど前にその場所で、またまた「三毛猫」を見かけるようになったのです。時間的には今回は 17 時頃では無くて、私の散策修養は往路の時間帯なのでおよそ 15 時 30 分頃でしょうか!
昨年 月の時の「三毛猫」に風体、顔相が良く似ています。一瞬当時の猫が脱出して来たのではないか?とも思いましたが、当時その猫を保護されたお方は、立派な愛護家であると認識していますので、まさかその家を勝手に飛び出すことは無いであろうと言う思いも募ります。


写真② 安威川散策修養起点付近の近影。久しぶりに右岸から下流方向を望みました。
          防音ドームに包まれている名神高速道路が見えます。


其処にたまたま威勢よく通りかかった散策中の恰幅の良い中年女性が見物に身を乗り出して来て曰く
  『この猫は私が知ってるぜー! 去年ここで出没していた猫や!
    幸い良いお方に拾ってもろうてなあ! 私の家の近くやからよう知ってるのよ! 
    なんで また逃げだして来たんやろう?
    しかし喧嘩でもしたんやろうか? あちこち怪我してるわ!』 


と威勢よく一気に自信たっぷりに解説して下さった。そして彼女は再び威勢よく下流方向に向かって去って行った。
恰幅の良さから推定するに減量目的に励んでおられるのではないかと想像した。
残された私は『彼女はその飼い主とやらに連絡してくれるのかしら?』と思っていたが、どうやら今の勢いから察するに勢いだけに留まるのではないかと判定した。


写真③ 今年も可憐にしかしとげとげしく元気に咲き誇ってくれています。
    「野いばら」です。安威川左岸散策路の河法面にて写す。


お節介好きの私は、昨年この場所から三毛猫を保護した“親切なお兄様”のようなお声であったが、その御仁に再び半年振りにすぐさま  call on(電話)した。


その後三毛猫は元気にしています。逃げてもおりませんよ』と言う現状の報告を頂いた。このお節介の ayu さんとは約半年ぶりの  “ フレンドリー (friendly) " な会話”であった。
減量目的で散策であろうと思しき貫禄のその近所のおばさまの大阪弁的一方的まくしたて調推量的断定は敗けと言うことになったではないか!


それから3日ほど経ったある日の午後、いつものように私は定例の散策修養でその場所を通過すると、なんとまたもや件の三毛猫保護お兄様が「ピン止め」で意思の疎通を図ってくれていたではないか!
見た瞬間幸せそうな三毛猫の写真が目に飛び込んで来た。一瞬『えっ、今年もまた先日のかなり傷ついていた三毛猫を保護されたのかしら、なんとなんと二匹目のお引き取りやんか!』 


写真④ 三重県熊野市内/丸山千枚田です。


先日の電話連絡は確認の心算であったのであるが、なんと今年もまた引き取って保護してくれたのかしら! と思って、またもや電話魔の ayu 様が call on していた。
今年の張り紙を注意して良く見ると
昨年の三毛猫は頗る元気に生活しています
の旨の近況報告、前回の通信レターはハガキ大の用紙であったが、今回は何とA3サイズの用紙に豪華マットの上に寝そべるあの可愛い三毛猫の現状ハッピーなカラー写真が編集されていた。


写真⑤ 昨年引き取られた三毛猫の近況を報告して下さった「A3サイズ」の
    カラー写真入りポスターが今年もベンチにピン止めされていた。


あの先日の猫と違ったのか!と、早とちりを反省しながら、昨年のその猫が幸せであることを知りうれしく思ったが、そうすると先日のあの少し怪我をしていたあの三毛猫はどこに行ったのでしょう!
あの元気な恰幅の良い、推定するに減量目的に励んでおられる貫禄のその近所のおばさまがお世話してくれているかも知れないと考えることにした。


何故ならそれで敗のままでなく敗、ドロー(draw) に戻しておいて欲しかったからである。
                                   (おわり)