5月5日に「山川草木」を肌で感じて春を満喫するの巻き

天地に感謝!


2023年 5月6日(土)   kumanoayu


写真① これは「野〇〇〇」では有りません。「天津乙女」と標示が有りました。
    開花したばかりです。 (23.05.05 茨木市・西河原公園内で写す)


 5月5日(こどもの日)の安威川散策はほぼ予定通リの時間割に則った行動であった。こどもの日なのでさぞや人出が多かろうと思って何となく構えていつもの通リ上流から下流に向かって歩行を開始した。数日前の降雨の影響であろうか水量はいつもより多く、川らしい堂々とした流れを誇っていた。


川の中に不法投棄されていた各種ゴミ類はその増水のお蔭で下流に流し去られた様子で、その後には増水特有のいつもと違った若い水の元気良い流れが続いている。
川べりはほんの数日前までは寒い冬の間隠れたように静かにしていた“山川草木”がこの時を待っていましたとばかりにいっせいに開花してあたかも“ラインダンス”でその最高の美しさを誇示している様に思える。
シンデレラの物語ではないが、ここ日の間に急激に一変した世界に感謝と喜びを感じる。
触れると棘で刺されてチクリと痛い思いをさせられる「野いばら」もその可憐な白い花を川の流れを背景にして今を盛りに咲き誇っている。


写真② 「野いばら」の花が満開です。安威川左岸では「イオンタウン茨木太田店」付近か
    ら下流方向「JR鉄橋」付近までの間で散見出来ます。
    (23.05.05 茨木市・安威川左岸で写す)


上流には立派な「安威川ダム」が完成し、既に湛水中である。それゆえダムからの放流による水量はその多くを期待出来ないかも知れないが、ダムから下流域の支流河川からの増水分が流れの勢いを象徴している。


渡り鳥がすっかり影を潜め川面は何となく静かになり、少し寂しさを感じないでもないが、生息している鯉などの魚類が産卵時期を迎えるため、ところどころでその特有の暴れ方をして川面が波立ち、結構大きなざわめき音が散策歩行の足を止める。


写真③ 「ピラカンサ」の白い花実が初夏を意思表示しているようです。
    今は「白」、秋には美しい赤い色をした果実がたわわに実ります。葉も濃緑色で
    光沢があります。  (23.05.05 茨木市・安威川左岸裏法面で写す)


肝心のお子達の姿はすっかり目に入らなかった。何にも無い河川敷よりももっと別のポイントに家族連れで移動しているに違いないのかも知れない!
想定していたほど人出は無かった。しかし不法投棄の各種ゴミ類は 30ℓ 袋がいっぱいになった。不法投棄の世界だけは「おとなの日」であろうか、ゴミ袋の中は大賑わいであった! 
                                  (おわり)

写真④ 不法投棄の空き缶、5月4日夕刻に発見した。自動車用の潤滑油の空き缶でした。
    悪質と感じたので警察署に連絡をと思ってこの日は取り敢えず残置して様子を見る
    ことにした。翌日の5日に再度この場所を訪れた時は既にありませんでした。
    どなたか様、善意のお方が処分なされたと看過されます。ありがとうございます。
    (23.05.05 茨木市内で写す)