夕暮れをまじかに控えた安威川での真剣すれ違いSTORYでしたの巻き

2023年 9月 5日(火)  kumanoayu 


写真① 安威川散策修養開始起点近くから上流方向を望みます。中央の白い建物が「高槻赤
      十字病院」です。(23.09.05)


 関西地方は台風の影響で雨が降る降ると言われながら、影響が及んでないのかどうかようわからんけど、いくらかそれらしいと思えばそれらしい空模様と云えるのかも知れないが、今日もしぶとく降ることは無かった。
従って今日も養生中のお花畑にはたっぷりと30㍑ の水やりをした。


後期高齢者なので被害意識が強いのかどうかようわからんけど、ayu の感覚としては月よりも、この月の方がえげつないほど暑いと感じている。
従っていつもの安威川散策修養の旅においては、前半の往路と後半の復路は昼でも直射日光が避けられる緑陰の木陰を通過することが少し増えている。
この「西河原公園」利用は距離にしては往復で約2km ほどである。


写真② 涼しい木陰を求めて西河原公園を利用します(23.09.03)


ayu の理想から申し上げるならば、本当はカンカン照りの河川敷遊歩道を歩きたいと思っているのです。不法投棄の各種ゴミ類にも目を光らせないといけないこともあるし、、


この公園内は専属常雇いの Keep clean 管理者がおってなので、ここでは手を出さないことにしている。下手なことをすると彼らの仕事の結果に「ケチをつけているのではないか!」と看過されても良くないと思うからである。
彼らに遭遇すると「お疲れ様です。いつも綺麗に管理して頂いてありがとうございます」と表敬ご挨拶を申し上げることにしている。
彼らも少し手を休めて下さって世間話を交わすことも有る。


写真③ 日は上流の安威川ダムの計画的放流日でした。か月に数回実施が有ります。


最近の安威川リバーサイド散策修養行動においても、土曜、日曜はさておいといて、平日は通学の学生さんやお子達そして現役 Worker (労働者)さんなどは、基本的にはおってではない。すれ違うお方達のその多くはかなりのご年配の方が多い。そしてその多くは毎回すれ違いざまに頭の中で相手の「顔認証」しているので、いつもの御仁とか新顔、初顔の違いくらいは瞬時にわかるようになってきている。


途中で休憩するベンチで出くわすと、2,3回目には「やあ、こんにちは!」と挨拶がはじまる。
次にまた出くわすと「探偵ごっこ」のように、住まい、年令、現役の時の職業、安威川散策に来る頻度、等々情報交換を始める。これと言って必要に迫られてお尋ねするわけでもないし、特にこの方を必要としているので友人になりたいからと言う差し迫った必要があるということでも無い。
会話の内容もたわいもないことばかりであることが多い。


写真④ 大きな「似鯉/にごい」のペアでの遊泳を確認。産卵時期が接近です。安威川JR鉄
    橋から橋から約300mほどの下流域で(23.09.05)


しかしこうして気の合ったお方とはそれが上昇して友人付き合いに発展していくことがあることも有るのである。
元繊維関係のグループ企業の社長を勤め上げたMさんとも、こうしてフランクな会話を重ねている。子供が ”甲子園浜” で大漁だったと言って「鯵/あじ」の魚を頂いたり、高級ハンカチをたくさんいただいたり、お魚は ayu のお腹に収まったが、高級ハンカチは 時間勤務を退いてからはそれほど消耗することも無い。今は所在無げにタンスの中で出番を待っている。


最近どう見ても ayu よりも少し年配で身なりも暑いにも関わらず東京の銀座を流すようなおしゃれな出で立ち、見た目にも Gentleman という雰囲気ありありのおじさんと度程すれ違い的遭遇をした。


写真⑤ 「サギ」がこの辺りを独占して小走りに行動しながら小魚を上手に get していま
     す。


すれ違いざまに目と目が合う。しかしお互いがゆっくりと双方向に歩を進めている。こちらが 1m / 秒の速さで歩いているとする。相手方も似て非なる Gentle な歩き方であるからやはり 1m / 秒の速さと仮定しょう。
目と目が合った瞬間にここは阿吽の呼吸で『なにか発声しないといけない』と心の中で脳が口に指令を飛ばしてくる。


無言でのすれ違いは相手様に礼を失することになりかねない」と色々な過去の人生経験で培ってきたところの常識やらマナーやらが頭の中で秒速で「開口指令」を促している。
原稿行ほどを使って気持ちを表現したが、実際はこんな悠長なすれ違いでは無い。時は
1m / 秒以内で高速回転しているのだ。
(時間を巻き戻して)慌てて「こんにちは!」と少し大きな声で発生。


写真⑥ 安威川の夕暮れ。16時頃上流の西北方向を見る。


ayu は小さな声は元来好まない。同じなら相手様にはっきりと通じるように「元気良く」がモットーである。


明日からこのおじさまと遭遇したならば、どちらから先に、そしてどんな言葉が出るであろうか!
夕暮れをまじかに控えた安威川での真剣すれ違いSTORYでした。
                                (おわり)