巨人さえ敗ければ相手チームはどこだってかまわないのであるという先輩に出くわした時の AYU の驚きの巻き

2024年04月30日(火)   kumanoayu


写真 ① 川辺郡訪問で町内を散策、生け垣からはみ出しているきれいな花を撮影。図鑑に
                  よると「ウキツリボク」だそうです。「ナニワ・・・」でなくて良かった,よか
     った。「お江戸・・・」と揉めたら厄介やからねえ!こんなことで大の大人が揉
     めへんわなあ! 戦いは「阪神ー巨人」だけで十分です  (24.04.28)


 昔、子供の頃は3歳上の兄の感化を受けて「巨人軍」の応援をしていた。
確か「川上哲治」選手が現役、後に監督となって日本シリーズの連勝記録を樹立されたころで有ったと記憶している。


大阪に出て来た頃は、既に長島、王選手の時代になっていた。
巨人軍の「王選手」と阪神の「村山投手」の対戦などは手に汗を握って熱心に観戦していたものである。


兵庫県は西宮時代に勤務先の独身寮で生活していた頃のこと、娯楽室に入ると先輩がカラーで無い時代だったので、いわゆる白黒画像のTVで、プロ野球の観戦中で有った。AYU は営業職、この先輩は技術職で有った。


写真② 大阪府豊能郡能勢町内で写す。昔の実用的「常夜燈」です。でっかいものですね!
     「アッと驚く〇〇五郎!」(24.04.28)


失礼な話になってしまうが、誰からも恨まれることの無いような人の良いお方で有った。しかしかといって特別この人のフアンであるという周辺の社員さんの評価も聞いたことが無い、そしていつも何を考えているのか、よう分からんところがあるお方なので有った。
これは悪口の類の論評でなく、良い人物と認めた上での表現である。


よう分からん」というのは、例えばいろんな出来事などについての感想や見解を求めた場合などでも明確に「YES か NO か」コメントをなさらないで、どうでもいいような笑顔を振りまいているのである。


写真③ 太田中学校横の空き地で養生している花畑です。いつまで経ってもきくならないの
    で気を揉んでいましたが、さすが 月が接近すると、少し安心させてくれるように
    なって来ました(24.04.26)


よく考えてみるとのらりくらりと、ニコニコというよりもしいて言えば「薄気味悪い」と云えないことも無いではない。しかしそうとも言えない柔和なお顔で肯定的な笑顔でゆったりゆったりしているのであった。


なにか主張というか、自己の見解を延べれば世間の相手様すべてが肯定的でない場合、うっかりすると反対意見で有った場合「敵」を作ってしまう可能性を秘めているので、下手なことは短絡的にコメントできない場合が有ろう。
この点の機微なるニュアンスを理解したうえでの「にやりにやり」の笑顔なのかなとも考えられる。


写真④ 同上③に同じです。


とにもかくにもコメントしたことで、それが相手さんの感情を逆なですることにでもなれば厄介なことになる。
そうするとこの先輩殿はこれは世渡り上手な「なかなかの大物かも知れない」ともいえる。


テレビでのプロ野球野観戦は「阪神対巨人戦」であった。
画面は阪神の掛布選手がホームランをかっ飛ばしてサヨナラ逆転勝利に終わった時だった。
その先輩殿は大喜びで拍手喝采である。


   

               


写真⑤ 両チームのシンボル・ロゴ(ネットからお借りしました)


「先輩殿は阪神タイガースのフアンなのですか?」
「別に阪神のフアンでも無いノンやけど!」
「でも阪神タイガースの逆転勝利に喜んでおられるやないですか!」


「広島でも、横浜でも、中日でも、どこのフアンでも無いのや、巨人さえ敗 けてくれれば
 それでええのんや!」


四角四面の性格の AYU は感嘆驚愕を禁じ得なかった。新たな人生勉強に磨きを掛けなければなるまいと思った。
                                               (おわり)


写真⑥ 茨木市内/明治屋食品工場内の生け垣の「つつじ」(24.04.27)