柳の下のどじょうはどこかに逃げうせてもういなかったの巻き

2024年02月22日(木)   kumanoayu 


写真 ① 雨の高槻市北部田畑界隈(24.02.21)


 21日(水)本日も当地大阪は「雨マーク」の予報で有った。午前中は自宅で洗った洗濯物をコインランドリー店に赴いて「乾燥機」のみを利用するというお決まりの予定をこなす。何しろ 100 円で15分間稼働してくれるので利用価値100 %と評価している。すべからく足で調査したことは無いのでよう知らんけどこの界隈では100 円で 10 分間稼働が普通ではないだろうか! 割もお得感が有るので有りがたい。


コイン入れ用財布にたまたま必要な100 円硬貨が無かったので店内備え付けの「両替機」に1,000 円札を投入したところ何と1,100 円分の硬貨が出てきたではないか!
思うにはマシンのトラブルや不調では無く、前の利用者が取り残したものでは無かろうかと推定した。


写真② ①に同じです。


これは「役得」というか「ラッキ―」、「超ラッキ―」という言葉も耳にしたことが有るが100 円程度で「超」はやりすぎであろう。
1,000 円であれば「超」を授けても良いと AYU は思っているが、その場合は万円札を投入して両替する状況でないと「超ラッキー」チャンスは望めない。
「両替機」も重の安全機構でエラー防止を図っているであろうから、その様な不埒なことを夢見ていても起きる筈が無いであろう!


それでは AYU の前に操作したお客様が 1,000 円札を10 枚受け取らないで 枚のみ受け取り、結果的に 枚残していたとしたらこれは「超ラッキー」と言えるであろう!


その段階では周りのお客様の目を気にすることになろう。そしてある種の勇気を出して悪魔の誘惑を振り切って店舗の管理窓口に申告して件の 1,000 円札と「good - by」することになるであろう。


写真③ ①、②に同じです。


「自動販売機」全盛と言っても過言では無い。巷には「自販機」があふれかえっている。
不肖この AYU 様が若かりし頃、勤務の関係から石川県金沢市内で生活していた頃の話であるが、ある日の夕刻、既にあたりは暗くなっていたので、あちこちは照明灯で安全に歩行できる良い環境になっていた。そして何かのきっかけで、住まい近くの交差点まで出向き、そこでふと「牛乳の紙パック製品」を販売している自販機が目に入った。


頭脳が何かに指令されたように「自販機で買おう!」と言う行動に揺り動かされた。早速1,000 円札を投入して200 円の製品を購入することにした。
商品とおつりがジャラジャラと音を立てておつり受け取り口に有る落差で物理的に落ちて来る。ところがである、それは次から次と止まることなく変わらないジャラジャラという音を響かせながら落ちて来るのである。
落ちるというよりもここでは「出て来る」という事件的表現の方がふさわしいか!


写真④ 「柳の下にいつも泥鰌(どじょう)はいない」のことわざイメージイラスト。
    (ネットから借用しました)


瞬時の予期せぬ出来事に「な、なんだ、これは、冗談は止せ! 故障か!うわあ困ってしまう!
と内心格好つけた感情と並行して「もっと出てこい、もっと出てこい!」という悪魔の気持ちが交錯する自分に気がつく。


そして特別自分が悪の操作で引き起こした事象で無いにせよ「だれか見てへんか!」と平静を装いながら周りをキョロキョロして見渡している自分に気がつく。


結局 100 円硬貨が 30 枚ほど出て来てこのマシンの停止機能は基本的に正常に復して動作した。予期せぬトラブルに遭遇し胸ドキドキに陥った純情可憐な AYU の気の毒な体験だったのである。


数日後、夢よもう一度、しかし柳の下のどじょうはどこかに逃げうせて、もういなかった。


                                           (おわり)

写真⑤ 2月を代表する花のひとつ「アネモネ」。 (ネットからの借用です)