年末が近づくと散髪屋さんに行くことが気になりますの巻き

散髪やさんの話(その2)


2022年12月22 日(木)   kumanoayu


写真① 12月22日(木)の安威川散策は前夜来の風雨で遊歩道の所どころに水溜りが出来て
    いたが、背丈以上に伸びていた雑草類が綺麗に刈り取られているので散策通路には
    支障は無かった。


12月20日投稿分
 数か月後にその店の前を伏し目がちに通過したが、伏し目がちする必要がなくなってい

 た。「閉店」していたのである。
 私が原因ではない。自然の流れなのだと自分に言い聞かせながら通過した。


 それからかれこれ1か月たった頃、ぼつぼつ散髪屋さんに行かねばならない。
前の店は「閉店」してしまったので、自分の気に入りそうな店を探さなければならない。
高槻市内には結構たくさんのお店がある。住まいの界隈にもかなりある。それだけに競争も有るであろう。そしてその後半年の間に3軒ばかりでお世話になった。そしてその中からお気に入りを1軒に絞り込んだ。
やはり大将一人にお母さんが時々お手伝いをされている。大将と言っても年の頃は50歳前後と言う感じ。いい男前なのであるがしかしまだ独身のようだ。お客の大半が男性であろうから、出逢いのチャンスが無いのであろうか。
お父さんが創業したような感じを受けた。散髪技術そのものは、優、良、可の3段階で評価すれば、良と優の間くらい、5点評価にすると「4」くらいと悪くないので、しばらくここに腰を落ち着けることにした。


写真② 滋賀県・三井寺に参拝しました。


 たかが月1回の散髪、されど自分のイメージを決め込む大事な散髪で有る。
横長の鏡を持って来て「いかがでございますか?」と問われて「気に入らないからもっと伸ばして下さい」とは言えない後の祭り的 シツエーション なのである。
そしてその後は平穏無事に回を重ねた。ところがである、それはある日突然やって来たので有る。
その時もフラーっと訪れたものである。「お兄ちゃん大将マスター」が先客の調髪に熱心に取り組んでいる。私がドアを開けて入っても、知らぬ存ぜぬ的態度で、チラッと一瞥するでもなく、先客の調髪に一意専心のめり込んでいるのである。先客を大事に、事に集中するということは先客に対してもマナーとしては優良であろう。速く済ませて次のお客さんにスイッチするという観点からも頷けることであろう。

写真③ 滋賀県・三井寺にて


   しかしですよ、私もまだ日が浅いかも知れないけど、ここと決めたから家から歩いて30分掛けて浮気もせずに通って来たのではないか!
一言ぐらい何か言ったらどうなのか!
私が彼らの指導教官であれば、即刻にもこの彼の取るべき態度には × 印を与えるであろう。
何故ひと言「いらっしゃいませ!いつもありがとうございます。どうぞお掛けになってしばらくお待ちください!」的なことが言えないのか!
馬鹿じゃないの!
「お兄ちゃん大将マスター」はまだ若い部類であるから「閉店」しないと思うが、この日以降私はまた「散髪屋ジプシー」になった。
                                                (おわり)

写真④ 滋賀県浜大津付近から琵琶湖方面を望む。