亀岡市内で自動車を大事に乗っているおっちゃんに遭遇して「敗けた」と感じたの巻き

2023年 2月 4日(土)          kumanoayu


写真① 2月4日は春を感じさせる快適な日和でした。
    安威川に架かる阪急電車の鉄橋を通過して下流方向を望みます。
    赤く塗装されている橋は「永久橋」です。


 前回のブログで「亀岡市の観光大使」では有りませんとと高らかに宣告してしまいましたが、しかしまたも今日の告知も亀岡市内での出来事でした。
さようなことで亀岡市内には良く出向いていたのでした。
有る時 スーパーマーケット の駐車場の隅っこの広々したところに駐車をしたところ、隣で年配のおっちゃんが自分の車のボンネットを開けて内部をきれいに清掃していました。清掃と言うよりもきれいに磨きながら手入れをしているところに遭遇したのでした。車はかなり年代物で当時としても今ははやモデルチエンジされているので2世帯ほど以前の型式でありました。しかしまるで新品同様、いえいえ新品以上に綺麗に大事に乗っておられると見ました。ボンネットの内部を見てさらに驚きました。ピカピカに光ってさえいます。
私もそこそこ大事にボンネット内部もきれいにしてきたつもりでしたが、これは完全に敗けました。


写真② のどかな日和でした(安威川にて)


それを反面教師としてその後せっせと一生懸命磨きをかけてきているが、どう見てもいまだにそのお方の領域には足もとにすら及ばない。精神力もさることながら、磨き方にある技術の差が有るように思えてならない。しかし掃除するときは毎回そのおっちゃんに追いつけ追い越せのフアイトを持って臨んでいるつもりである。
今、思い起こすにそのおっちゃんの清掃方法は部品一つ一つをきれいに掃除する方法として、部組単位で取り外してひとつひとつ分解して専用の洗浄液で洗って清掃する、そして再組立て、という作業方法であったのではなかったかと言うことで有る。それが正解であったとしても私はとても真似をする技量を持ち合わせていない。悔しさを通り越して完全に脱帽である。


写真③ 市の所有地(空き地)が放置状態でした。夏場は雑草でおおいつくされていまし
    た。許可を頂き除草作業中です。左側が取り除いた雑草や、不法投棄されたゴミ類
    です。予定では春先にはすこしずつ草花の植栽を始めたいと思っています。


 性格的に物は大事にする。車も大事に綺麗にする性格である。嘘か本当か真偽のほどは定かではないが、若い頃ビジネスでパリにしばらく滞在したことがあった。休日の都度電車や地下鉄やバスを乗り継いで郊外やら市内やらウロウロ観光した時に特徴的に目に飛び込んできた光景は、走っている車、駐車している車はお世辞にも綺麗に掃除されているとは言えない。その上バンパーなどは結構派手にへこみ傷があったりしている。
日本と比較した時にそれは特徴的に大きな差を感じたものである。
曰く「バンバーは道路脇に駐車するときに狭いスペースであれば、駐車中の他人の車をバンパーを当てて押し出してスペースを作るのだ」という。日本なら青ざめてしまいそうな話であるが、平然とそのフランス人が日本人の私に英語でパリ気質の一端を披露してくれた。「車をピカピカに磨く文化は君たちJapanese だけではないのか!」とも、のたまわれた。馬鹿にされたわけでもないが、おおらかな  ”パリッ子"  気質を垣間見る気がして、少し唖然とさせられた。
島国と大きな大陸が育んできた国民的気質の違いであろうか!


あれから数十年経った。私もまた同様に年を重ねた。パリの車はどのように変遷したであろうか! 相変わらず「バンパー」は傷ついているのかなあ!
                               (おわり)


写真④ 少しずつ整備が進んでいます。