冬になると無性に足が冷えて風呂場のタイルにも敗けたことが無かったと感じたの巻き

2023年 2月 6日(月)       kumanoayu


写真① 春を告げる「紅梅」の開花を(接近して写しました)    23.02.06 高槻市内で


 年令を重ねて来た近年に於いて、いつの頃からか冬になると無性に足が冷えて来る傾向にあった。足湯でもすればぽかぽかとあたたまるのであろうが、5~6分間じいっとしていないといけないのでそれが面倒くさい。歩いて10分ほどの所に天然温泉の公衆温泉が有って表には足湯コーナーがサービスで提供されている。散歩がてら出向けばいいのだがそれも面倒くさい、歩いて行くには靴を履いて歩行することになる。着いたら靴下を脱いだり、目的が終わるとまた靴下を履かなければならない。
足をきれいに拭くまではまだいいけれど、拭きたての足はまだ若干濡れているので靴下を履くのに若干抵抗が有る。考えただけでそれが面倒くさいので嫌なのである。温泉のお湯は間違いなくぽかぽかと暖まること間違いないと思う。
風呂場でバケツに足を突っ込んだところで、保温の持続性が乏しいに等しい。


写真② 高槻市内を安威川と同様に南北に流れる「芥川」・正恩寺橋の上から上流を望みま
    す。写真右側に上記写真①で紹介した紅梅が有ります。


就寝前に入浴するのが私の生活習慣であるが、冷え切った足は風呂場のタイルよりも冷たいので特別つらいと思ったことが無い。タイルの方がより暖かく感じられるのでこの勝負は自分の足の勝ちと言うことになる。
そうは言いつつも我が家の建売住宅の昔の風呂場のタイルは実に「陶器質スタイルでござーい」と言うような見るからに“冷え光り”しているような釉薬添加タイルであって、どう見ても冬向きでは無かったようである。床面はおろか四方の壁面も天井の高さまで全てこのタイルで加工されていた。見た目にはとても綺麗で尚且つ清潔感の主張が、いやがうえにも目に訴えて来て、こちらも良い加工をしているな!と、なけなしの買い物をした満足感に酔いしれていたものである。


写真③ カモと鳩が仲良く餌を求めて行動しています。(23.02.06 安威川にて)


夏が過ぎて冬が来てから気が付いた。このタイル製の床、壁は誰が判定しても夏場向きであったことでしょう。まあしかしながら建築業界の流行の流れと言うものがあったのでありましょう。昨今はよう知らんけんど、建売住宅と言えども「ユニット式」の温かい床壁材一体の保温、断熱構造材、及び構造設計に進化変転してきていると思う。その方が結果は暖かくて良好、それによう知らんけど、ユニット式なので建設工期も短縮どころか置けば良いという3拍子揃って全て良しと言うことではないでしょうか!
と言うことで我が家に於いても、なけなしのお金で数年前に改造したのです。
在来工法の“足が勝つ”旧態工法のそれを粉砕解体して、ササッとユニット式を設置して頂いたというわけです。
それ以来真冬でも私の足が勝つことはありません。引き分けくらいでしょうか!


いつもの安威川散策で2時間程歩行するときは、足から湯気が出るほどに暖かく変化してくれるので冷たい足と感じることは無い。


神戸の友人が、もうそれは4,50年ほど前の話であるが両親と同居されていたころの、冬場の頃であるが「自分の家は外よりも家の中の方が寒いのんや!」と嗜虐的なことを言っていたことを思い出す。その彼もその後独力で立派に家を新築された。その時お祝いに訪問したのであるが、断熱材が十二分に施され、気密性に富んだ窓枠といい旧い住宅の比ではない工法であり、外よりも家の中の方が寒いとは一言も発すること無く、暖かい部屋で暖かいコーヒーを出していただいたことを思い出す。
その友も今は早くも認知症になってしまったので、一緒に美味しいコーヒーを飲む機会も疎外されてしまった。                           (おわり)


写真④ 上空から富士山を眺める空の旅