身辺整理を考えなければなるまいと考えるの巻き

2023年 4月21日(金)  110  kumanoayu


写真① レンゲが咲きました(23.04.20 高槻市内で)


 ゴールデンウイークを目前にして、今頃になって年賀状の話題をするのもどうかと思いますが、ご容赦いただきたく。
どなたさまもそうであると思いますが、年末には比較的早めに年賀状投函の準備を進めます。リストアップの準備から始めるのですが、賀詞交換のリストなるものがパソコンに収載してあって、可能な限り新住所などは常に改編とかの整理をしているので、最終の目通しという作業であるのです。


こうして年1回の親しいお方との賀詞交換が実行に向かうのである。親しい間柄で有れば年1回と言わずにもっと数多く、交信が有っても良さようなものとの考えもあるであろうが、そこは切っても切れないからこそ、年回ということに特に何の疑問も感じないで、年末の避けることの出来ない大事な大事な行事として、粛々と長年この作業を進めて来たのである。


写真② 散策路の付近です。春の小川(23.04.20 高槻市内で)


歳が明けて投函した枚数にほぼ匹敵する枚数の年賀状がどさっと郵便受けに入る。新年は玄関を開けて郵便受けを開けることも避けて通れない大事な、いやいやもっともっと楽しみな出来事のひとつなのである。


2日目に何人かのお方に Voice News (声の便り)と称して電話をするのが長年の通例となって来た。そして、そこで様々なドラマに遭遇することも有る。


永年公私を通じてお付き合いのあった先輩親友であった。元気な声が向こうから聞こえてきたが「医師の指示で入院を余儀なくされている。いま病院や!」あわてて八尾市内の病院に向かった。
元気そのもので普段と変わりないように窺がえた。自販機から缶コーヒーまで買ってきてくれる気配りまでして頂く羽目となった。


それから10日ほど後に「亡くなった」旨お知らせが入った。
事実は事実でネジを巻き戻すことは出来ないが、虫の知らせと言おうか「よくぞ電話をしたものだ! そして間髪入れずに見舞いにすっ飛んで行って来て良かった」とつくづく思ったものである。


写真③ 春の夕暮れ(高槻市内)


神戸の友人に電話した時は奥さんが電話に出られて「主人が認知症になってしまって、電話変わっても少し無理だと思います」と予期せぬことになっていた。まだまだと思っていたが、明日は我が身と思って少し身辺整理を始めなければなるまいと思った。
                                   (おわり)


写真④ 摂津峡(23.04.20 高槻市内で)