自販機の横に察知された「空き缶回収用専用BOX」の設置業者さんに敬意を表するの巻き

2023年5月23日(火)    kumanoayu


写真① 安威川散策起点付近では河床に溜まった土砂類の除去作業が本格的に始まってい
       た。(23.05.22 写す。左岸から右岸を望む風景です)


 安威川散策修養に向かう道端に清涼飲料水の自動販売機が設置されている。
この自販機の設置台数が多ければ多いほど各メーカの売り上げが左右されるということなので、各メーカはこれを競うがごとく設置に力を入れているということを聞き及ぶ。所によっては「自販機銀座」と呼ばれるように各メーカの「自販機」が横並びにずらりと数台も設置されている光景をあちこちで見かけることも珍しくない。
夜店の屋台のように「いらっしゃい、さあどうぞ、いかがでしょうか!」などと威勢の良い呼び声が聞こえることは無いが、各メーカさんの自販機は「私どもの製品はおいしいですよ!」とアピールしている様にすごく魅力的に見える。


炎天下の暑い日でも、寒風吹きすさぶ寒い日でも文句ひとつ言わないで、自社の製品販促のため、静かに立ち尽くしているその姿には敬意を表したくなる。
夏には冷たく冷やして、冬には温かくHOT にしてかゆいところに手が届くような対応をしてくれる。
散策の途中に時々利用することが有る。今年は月のかかりであった頃であったろうか、いつもの通リ HOT 飲料を飲みたいと思って自販機に立ち寄ったところ、既にICE に切り替えられていた。今年は頼みもしないのに、ついでに価格改定の憂き目にあって料金も UP されていた。


写真② 自販機と回収用BOX が行儀よく利用者をお待ちしています。
    模範的な美しいお姿です(親の顔が見てみたい!)


しかしここには利用済みの空き缶回収BOXが設置されていないので、空容器はその足元に捨て放題の状態であった。たまに強い風が吹こうものなら周辺の道路や、水路、田んぼにまで飛び散るありさまであった。
見るに見かねたのであろうか、どなたか様が自転車に取りつけてある荷物入れ用の金網製かごを持参して、「これに入れたらどないや」と言う感じで設置して下さっていた。そのかごは新品なのか廃棄用のかごなのかは定かではないが恐らく後者であろうと推定するが、今は新旧が問題では無い。一歩前進ではなかろうか!


しかし、絶対量からして小さいのですぐに溢れかえってしまう状態であったのです。
空き缶回収BOXの設置義務付けの有無については業者の自発的行為なのか、はたまた法律的縛りがあるのかどうかは良く知らない。設置場所の土地提供者か自販機設置業者どちらにその責任があるのかも知らない。


写真③ この話題の自販機とどなたか様が設置して下さった「自転車用中古品荷物入れか
    ご」 投入一方通行なので、いつも溢れかえっています。


ある時意を決してこの自販機業者さんに電話してこの事態を報告した。
交換台のお声の美しいお嬢様はこちらからの一気呵成にしゃべるところの一方的な報告と申し出を最初はとにかく聞いて下さった。
器物番号で設置している場所が容易に特定出来てお互いの話し合いに落ち着きが発生した。そしてその場の話は当方からの報告と問題提議と言うことで完了した。


写真④ 自販機の横に待望の回収用BOX が設置されました。


それから2日後のことであった。ふたたびそこを通過すると新品と思しき「空き缶等の回収用BOX 」が設置されていた。
設置場所提供業者、あるいは自販機設置業者のどちらか様の決断行為なのか、はたまた法律的制約で設置義務があるのか無いのかは、この際私にとっては大きな問題では無い。関係者様の自発的行為によってこの自販機周辺の環境が従来にも増して向上することを期待して見守りたいと思う。


さすが大メーカさん「超速のご決断とご実行」に心からお礼申し上げ、敬意を表する次第です。
“親の顔が見てみたい”                          (おわり)


写真 ⑤ 23.05.20 茨木市・西河原公園内のバラ花壇にて写す。