あの評判の「ミニトマト」と断腸の想いでグッドバイの巻き

2023年6月22日(木)    kumanoayu 


写真① 大阪府豊能郡能勢町内を国道477号線(向かって左側]に沿って流れる「木野川」
    です。花の町だけに河法面にアジサイの花が綺麗です。(23.06.21 写す)


 6月20日(火)は初夏を思わせる好天気に恵まれた。
朝一番に「生ごみ出し」を実施。うちは恵まれていて供出集荷場まで 50m ほどの至近距離である。えらいさんは足が窮屈になって来ているので、火曜、金曜の週回の指定日はこのAyu 様が持って走ることになっている。


11時から洗濯ものを乾燥させるため コインランドリー に向かう。100 円で15分間の利用が可能で、他の店舗よりも 割お得。家で干したり、取りこんだりする手間が省ける。専用の ランドリー 部屋が無い狭い家なので、100 円には代えがたく重宝している。


写真② 一庫ダムの横を通過しました。写真左側に見えるのは料理屋さんです。
    (23.06.21 写す)
       一庫ダム(ひとくらダム)は、兵庫県川西市、一級河川・淀川水系一庫大路次(ひ 

     とくらおおろじ)川に建設されたダム。独立行政法人水資源機構が管理する、高
     さ 75メートルの重力式コンクリートダム。  = ウキペデイア フリー 百科事典から引用 =


PM 2:00 から安威川散策修養に向かう。最近親しくなった ボランテイア 仲間のさんと合流。今日は彼が実施している農作物造りの現状を視察させて頂くため彼の住まいまで出向くことになった。
と言うのも私が所有者の了解のもと、100 坪ほどの草ぼうぼうの畑を ボランテイア で整備しているということを知ってから、「その畑を借用して農作物栽培に使用したい、地主様に取り次いで欲しい。ついては自分が現在いかにきちんと整理しながら農作物の育生に取り組んでいるか、現状を視察して欲しい」とのたまわれたのである。


彼は地主の安心や信用を得るために先ずは口利き役の私に自分の生き様をアピールしたかったのであろう!と思った。その気持ちが良く分かったので応じることにしたのである。


写真③ 大阪府豊能郡能勢町内の水田風景です。ここは大阪を代表する穀倉地帯のひとつで
    す。  (23.06.21 写す)


昔の公団住宅風の建物が南向きに数棟並んでいる。棟と棟の間が相当広く空いている。日当たりなどのことを考えただけでも良い環境であると云える。
棟の南側約 10m 幅ほどの空地は、其処の住人のための「お花畑」であったようであるが、時の移ろいと共に誰が始めたのか、また運用規則に有ったのか、無かったのか私の知るところではないが、各自がめいめい自由に(勝手に)トマト、キュウリ、ナス、等のいわゆる「花より団子」に変わってきていた。


Hさんもお花半分、野菜半分の比率で丹精していて、見た感じでは並みの農家さんよりも実に科学的に管理しながら上手に育てていることがまざまざと実感できた。ミニトマトなどは実に色よくたわわに実っている。生育状態からしてこの周辺の農家のそれとは比べ物にならないほど、早い段階から立派に生育して、毎日たくさん摘み取っているという。
そしてこの団地内のお年寄りに公平にばら撒いておいしい、おいしいと言ってもらって感謝してもらっているという。


彼の ボランテイア 精神の一端が窺い知れた。自分の懐のことを考えないで ボランテイア ボランテイア たる心を垣間見た感じを有した。
ばら撒いてもらったお方達は、市販のものよりも味が良くて、代金不要で、それも定期的に運んで来て下さるというのだから、不平や、仮にでもおいしくないということなどは口が裂けても言えないであろう。


彼の生き様、情熱の一端どころか、短時間では有ったが80% 近くは理解したつもりである。お話好き、お話上手と言うよりもかてて加えて信念の人、情熱の人のそれであろうかと思う。


写真④ 綺麗に開花した寄せ植えです。(23.06.21 大阪府茨木市内で写す)


彼の情熱っぽく語る演説を聞いていたら留まるところを知らない。まるで安威川の流れのようなものだ。私の時間がどんどん落ちてしまうではないか! 私もこの後、安威川散策修養で「不法投棄各種ゴミ類」を収集する修行が待っているのだ。彼の演説をもっともっと聞いてやりたかったが、一応目的と彼への義理が果たせたと判断したので、地主さんへの口利きを約束して別れることになった。


別れ際「私の育てているミニトマトは味が格別で、評判がいいんです」と何度も講釈を聞かされ耳にタコであったが、今のところそれは自分の口で確かめることは出来ないで手ぶらで彼の丹精込めて栽培している真っ赤にたわわに実っているトマト棚を横目に別れを告げた。 😢 😢 zz   
                                       (おわり)