『不悪口』で修行を積めば「捨てる神あれば拾う神あり」に遭遇することが出来るのか?の巻き

2023年6月24日(土)    kumanoayu 


写真① 6月22日の安威川風景、左岸下流から上流方向に「西河原新橋」を望む。


 住まいの大阪府高槻市地域では22日(木)の夜から朝型遅くまでかなり強めに降雨があった。ボランテイア で整備している細長い土地は基本整備が終わって「花畑」としての完成を目指して、只今は各種お花を植栽する体制に移行している。10 日頃から機会をみて少しづつ花苗などを植栽している。
降雨のお蔭で今日は水を持参して水やりする手間が省けた。


一番奥の背景となる位置には「つるもの」と称する朝顔、昼顔、夕顔、クレマチス等を考えている。今はそのための垣根を構築中である。
既に朝顔は苗を鉢分、種まきは 2m 幅くらいで終了している。この種は私よりは数歳若い近くに住むあの「湯冷まし水愛飲健康追求人」である友人から頂いたものである。
果たしてどんなに育ってくれるか、どんな色、模様の花を咲かせてくれるか楽しみである。



写真② 安威川左岸R171 付近から上流方向を見る(23.06.19 写す)


そして極めつけは以前からこの近くを散策中にいくつかの農家さんの畑の隅に植えておられるきれいな花が目に焼き付いていて、これは素敵だ、素晴らしいと思って、できることならこれを移植できれば理想だなと思ってずうっと求愛し続けている花が有るのである。


問題は交渉しないといけない。口先だけは出しゃばり屋みたいに平気で人の悪口なども容易に出てくるのであるが、悪口でないところの正しい姿勢で正面から交渉、お願いをするとなると少し勝手が違ってくる。持ち前の気の弱さが見え隠れしている。


写真③ マリアアザミ(キク科)高槻市内で23.06.20写す。


実はかれこれ1か月ほど前で有るが、一度交渉に失敗している苦い経験がるのだ。安威川散策途中で「ダイヤモンドリリー」を見て花畑の整備が完了したら株分けを相談してみようと思っていて昨年から目を付けていた。
安威川の天端堤防の裏法面の傾斜地を利用してお花畑のように各種きれいな花が季節を追っかけるように初春から初冬にかけて次から次へと開花して目を楽しませてくれている。裏法面に沿って道路がありその前に住宅が並んでいる。
この住宅地の住人が河川の裏法面に花を植えて楽しんでいるのである。


写真④ 大阪府能勢町内で道端、川の表法面のアジサイ(23.06.21 写す)


場所によっては花以外にもキンカン、イチジク、夏みかん、枇杷などの実物の大きな木も有る。堤防と言う本来の機能を損なわない程度と言う範疇なので、管理者としても、「除去命令」という厳しい管理までは目を光らせてないのであろうと想像する。


今年の春先にこの前を通リかかったら、たまたまこの家の住人がこれからの開花に備えてであろうか花畑を手入れされていた。チャンスと思って『目的は私用では無く公共の場所に移設したいのである旨伝えて、一株お分けいただけないものか』とお尋ねしてみたところ、
ホームセンターでなんぼでも売ってますよ」と遠回しに断られたので有った。
瞬間「公共の土手を利用して楽しませてもらっているのに、ケチ!」と思ったが顔や口には出さないで丁重に挨拶してその場を後にした。
仏様のお教えの『不悪口(ふあっく) 悪口や人を傷つける言葉は言わない』が守れたかどうか分からないが、それ以来その場所を通過することは度としないことにしている。


ところがである。「捨てる神あれば拾う神あり」といううれしいことに遭遇するとは、この時はまだ予想も出来なかったのである。
                               (この巻おわり)


写真⑤ 私が次に欲しいと思っている花のひとつ「アガパンサス」です。