「拾う神あり」に遭遇して感謝することが出来たのでしょうか?の巻き

2023年6月25日(日)    kumanoayu 


写真① 花畑の整地も終わり、ぼつぼつと植栽を始めています。(23.06.22)


 ささやかながら ボランテイア 精神で手出しさせて頂いている花畑の整地も終わり植栽を急ぎたいという焦り的な気持ちが若干見え隠れしている心境である。カンカン照りの梅雨明けに突入する前に少しでも多くの花卉類を植え込んでおきたいという気持ちが有るからである。
天からの恵みが期待できる梅雨の時期内にそこそこ完了しておけば、少しは安心できるというものである。


花やさんの店頭で咲き誇っている花苗を目の当たりにすると、苗とは云え15~20cm ほどの大きさのものがどれもこれも魅力的である。
種まきと違って、即刻勝負が付いたようなもので成長して花が咲くまで待つ必要はない。しかし小さな面積と云えども、植え付けに当たっては、それらが 2~3 年先の成長した時の姿、大きさを想定して植えこむことが肝要であると、経験者の先輩から良く耳にして来たことを思い出しながら目を閉じて思い描いてみることにしている。


写真② ユリ科のトビシマカンゾウ(茨木市内で23.06.24 写す)


この半年の間整地作業を行い乍ら、完成した暁にはどのような花を植えようか、花の配置をどのようにしたら良いか色々考え乍ら散策活動に精を出して来た。その結果私の想いは、ひと月ほど前にこの近くの農園で目にした「アガパンサス」と「ユリ科のトビシマカンゾウ」を主役にしたいと心に決めていた。


そして24日(土)に、意を決して「公共の場所に植栽したいのでご提供を!」と相談したところ、なんとうれしいことに快諾を頂いたのであった。


一つ目は最近開花が始まって既に閉じようとしている「百合の花」で有る。
これまで見たことの無い色合いで赤系である「スカシユリ系ブラックアウト」と紹介されていたが、ぴたりでないかも知れない。畠の隅に植えておられてかれこれ1か月ほど前からひときわ美しく咲いていて、目を奪われて狙いをつけていたのである。中年と思しきご婦人が時々来られては手入れをされている。


写真③ 「スカシユリ系ブラックアウト」既に開花が終わっています。
              (茨木市内で23.06.25写す)


最初のお願いで不首尾に終わっていたら、即「やめとこ!」と決断していたかも知れないが、このうれしさで高揚した気持ちのまま、勢いに乗ってもう件お願いに上がろうと即決断した。二つ目は大きな農園を展開されていてこの辺りでは大きな地主さんだという。
意を決してお伺いしたところ、サバサバと「快諾」して下さった。そして「沢山増えて来たので間引きを考えとったところだった」とこちらの気持ちが軽くなるように、おっしゃって下さった。


写真④ 再登場ですが「アガパンサス」です。


そして25日(日)思い立ったら吉日、移植作業を決行したのであった。
実際作業を開始したところ、思ったよりもずうたいが大きくて自動車のトランクに収まりが悪く、慌てていつもは、うちのえらいさんが座るところの前席の助手席に乗せた。
一株づつ都合回往復して予定通リ植え込みを完了した。
予定していたよりもうんと時間を要することとなり、身体も全身運動したように結構あちらこちらが少し軽い刺激を受けている。好きなことをした結果なので「疲れた!」とは口が裂けても言えない。


安威川散策修養の時間が割愛されてしまったが、こうして厚かましいお願いに快諾して下さった笑顔の素敵なご提供者さまに巡りあえたことに感謝して立派に育て上げようと汗をぬぐいながら決意を新たにしたのでした。
                                                (おわり)


写真⑤ 主役が鎮座して小さな花畑がぐっと引き締まったように思います。
    (23.06.25 写す)