西瓜(スイカ)に始まりスイカに終わるお話の巻き

2023年 7月 10日(月) 183  kumanoayu 


写真① スイカ(写真はネットから借用)
   
 休日の日曜日は恒例の1週間分の食料品買い出しの日で有った。
心算していた品物を一通り買い終わり、最後にもう一度巡回を試みて果物コーナーを通りかかったら「西瓜/スイカ」が季節感をアピールするように、たくさん並んでいた。
考えてみるとこの季節になると、こうして身近に「西瓜」を購入することが可能であるが、ここ数年というものはガブリ、ガブリと惜しげもなくかぶりついて食したという記憶が無いことに気がついた。


まるまると大きなもの、やや小ぶりのもの、そして有りがたいことに半分やさらにはそれ以下の寸法に切られて、中身がスイカ特有の食欲をそそるようなみずみずしさをそなえている。可愛らしいうす赤色をしていて、黒い小さな種がちょっぴり顔をのどかせている。見ただけで涼しさ、夏の風物詩、そして夏はこれを食べないとなりません、という呪縛に囚われてしまいそうな不思議な世界に心を預けてしまいそうになる。


写真② 成長を続ける「レンコン」の養生沼畑。後方左側の建物は太田小学校。
    (23.07.10 茨木市内で)


小さいけれど黒い色をした種(タネ)があるから、赤い色をしたスイカ本体がひときわおいしく見えるのかも知れない。
考えてみたら子供の頃はほっぺたに届けとばかりの勢いでガブリ、ムシャ、ムシャと音を立てながら、そして勢いよく、そして上手に種をより分けながら、なぜか急いで食べた思い出が瞬時に頭をかけめぐり購買欲を後押しした。


自分一人用なので 1/8 にカットされた寸法のものを選ぶことにした。
季節感を味わうための買い物なのでお腹が膨れすぎるほどの大きなものは不要である。
まるまる大きなものを個購入するとなると、大型冷蔵庫で無いので保管をどうしょうとか、何回に切り分けて食べようかとか、あれこれ思案しなければならない。


1/8 にカットされたそれは私にとって手頃なサイズで、勿論回でさっと平らげられるボリューム(英:volume)である。その寸法の形を収納するために特別に準備されたであろうと思われる透明の樹脂製容器に、きちっと収まっている。
形が崩れることなく、尚且つ透明樹脂の中に鎮座したそれはいやがうえにもおいしさを倍増させるような照り輝きをさらに訴えている。


写真③ 安威川散策コースの両側は満開の「白ツメクサ」が疲れを癒してくれる。
    (23.07.02 )


おいしく頂いた翌日、白浜に引っ越しをした甥っ子から季節のギフトが届いた。
彼からは毎回「真空冷凍したお魚」を送って頂いていて重宝していたのであるが、電子調理器を使用するたびに後始末の掃除が段々と億劫に感じられるようになってきた。
こころ優しい善意で贈答してくれているのに「魚は要らない」とは口が裂けても言えない。しかし数年間悩みに悩んだ挙句やはり気持ちは伝えないといかんと一大決心をした。


今回はフルーツ王国・和歌山特産のオレンジ、トウモロコシ、トマト、梅干し、そしてひときわ大きな西瓜(すいか)などの詰め合わせであった。(^_^) (^_^) (^_^)
                                  (おわり)

写真④ 養生中の小さな花畑、ご寄贈頂いた花が満開になりました。
    「アガパンサス」 (23.07.09)