被害者は遺失届を出さないと全てが回転しないのだの巻き
2023年 7月 13日(木) kumanoayu
写真① 桔梗の花
朝から本格的な「梅雨」を感じさせてくれる感じで雨が降ったり、やんだり時としてざあーっと勢いよく降ってきたかと思ったら、5分もしないうちにさあーっとやんだりして目まぐるしい。
そして夕方はまたもや梅雨らしくポツリ、ポツリと屋根を静かに叩く音が耳に心地良く響いている。
ということで本日は久しぶりに「安威川散策修養」の遠征は早々と断念して、所在なげにあーでもない、こうでもないという気分でのんびり過ごすことになった。
しかし午前中は予約済みのマッサージ、20日振りの散髪屋さん、そしてガソリンの補給と、すべてが近隣に所在しているので、合理的にことが運ぶ。
写真② 茨木市・安威川の河法面に不法投棄された「自転車」。河法面なので大阪府の管轄
範囲となる。
自転車には購入時に防犯登録を行ったとみられる登録ナンバーが記入されたステッカーが貼り付けられている。そのステッカーの番号から所有者が特定できるはずである。
所有者の特定はともかくとして、この自転車はどうしてここにあるのか!
① 所有者が何らかの理由で手放すことを決心して不法投棄に及んだ。
② 不幸にも盗難に遭って知らぬ間に不法投棄されていた。
前者 ① の場合は不法投棄で犯罪事象でありましょうか!
後者 ② の場合は窃盗事件であって被害者のお方はさぞや困っておられるかも知れない。盗んだ「悪もん」は不法投棄で犯罪事象ということになるのでありましょうか! 窃盗と不法投棄の刑法第45条「併合罪」という概念から罪を重ねていることになっているかも知れない。
写真③ 睡蓮の花、下部ではレンコンがすくすく、、
「防犯登録ステッカー」で所有者が特定可能であるが、「盗難届」が出されない限りにおいては、個人情報守秘義務の観点から本人以外の第三者には、答えてもらう術は無い。さらに、当人から遺失届の提出が無い場合は、わざわざ当人にお伝えすることも無い」とのこと。
大阪府に連絡したらゴミとして回収して廃棄処分と言う。
何のためのステッカーなのか疑問を感じた。被害者は遺失届を出さないと全てが回転しないのだ。登録番号から所有者が特定できるにも関わらず、放置された自転車の運命と同様に捜査の進捗も「放置」の状態に思える。理不尽と言ってはいけないのであろうが、まったく悔しい話では有る。
(おわり)
お断り 本稿後半の「自転車」に関する記述の内容は『22.11.25 投稿作品「捨てられていた
きれいな自転車のミステリアスな顛末の巻」の記事と一部リンクしています』。
写真④ クレマチスの花(花言葉のひとつに「策略」があります。「防犯登録ステッカー」
に秘かに秘められているように受け止めてしまいます。(ayu)
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