「発想の転換」でボケからの誘惑に肘鉄(ひじてつ)をくらわしたの巻き

2023年 9月20日(水)   kumanoayu 


写真① この時季が来ると必ず目に飛び込んで来ます。彼岸花とたわわに実りつつある秋直
       前の稲穂です(23.09.20 高槻市北部地区で)


 過般の健康診断でも特に悪いところが無かったので、内心良かったと思ってほっとしている。特別投薬を受けていることも無い。
面談の医師先生からも、そのことで下問が有っても「はい、何もありません」とお応えすることに、すこし秘かに自慢したい根性が潜んでいることに気がついている。


しかしながら眼科では種類の目薬を処方して頂いている、緑内障や眼圧を下げる治療に用いるのが目的である。
そのうちの種は日に回 他の種は日に回、そして残る種は寝る前回である。


写真② 養生中のお花畑に行って来ました。色々賑やかでした(朝顔・23.09.20)


時間帯によっては同時間帯に種を投与することが必ずある。使用する間隔を分以上あけて次の点眼薬を使用することが義務付けられている。
使用する目薬は小さな綺麗な小箱に入れて準備して有る。その都度箱の蓋を開けて本取り出して使用後は箱の中に戻し、そして分以上経った頃、また箱の中から次に使用する目薬を取り出して使用していた。


ところがある時次に使用する目薬はどの分であるか、先刻使用した使用済み、そして次に順番通リ使用する目薬はどれだったかな?
僅か分置きの間隔であるにも関わらず、その分前に使用した目薬はどれだったのか、記憶の中で定かでないことが生じている。こうなったら泥沼から抜け出せないようなもどかしさを感じるようなものである。


写真③ 養生中のお花畑に行って来ました。色々賑やかでした(夏水仙・23.09.20)


箱の中に4種の区切り枠を設けて実験的に実施してみたが、蓋を開けたときに番だったのか、番であったのか、その順番が頭の中で記憶がよみがえって来ないことに遭遇した。ボケと言おうか認知症と言おうか痴呆症と言おうか、後期高齢者ともなればこのようなことがあってもおかしくない事案では無かろうか! 大なり小なり、遅かれ早かれ発生してくる精神的肉体的現象では無かろうか!


写真③ 養生中のお花畑に行って来ました。色々賑やかでした(ペチュニア・23.09.20)


今年の正月に年賀のご挨拶をと思って、ayuより歳年長の長いお付き合いのあった友人に電話をしたところ、奥様が出られて「電話に出ても話が通じないことになる」と言うことで断腸の思いで彼との会話を諦めることに相成った。


遅かれ早かれ巡ってくるかも知れないし、来ないかも知れない。


目薬を日に4回順序を違えずに使用しないといけない。毎回順番はどうだったかしら? と思考停止していたら良くなる目も一向に改善しないでは困る。


写真④ 養生中のお花畑に行って来ました。色々賑やかでした(朝顔・23.09.20)


箱から取り出して4本並べて置いた。使用の都度小箱に収納する。これで一気に解決した。簡単なことで有ったが「発想の転換」でボケからの誘惑に肘鉄(ひじてつ)をくらわした思考の勝利であった。


                                  (おわり)


写真⑤ 使用中の目薬群と、収納に使っている元おいしいお菓子の箱再利用。