「犬の勝手でしょう」について考えるの巻き

2022年11月 4日(金)    kumanoayu


写真① カタバミがきれいに咲いています。


 安威川河川敷の遊歩道を歩き始めて久しい。しかし遊歩道は一般道路と違って右側を歩くことを原則としているわけでは無い。中央分離帯を示すための線引きも無い。いわば自由に行動できるということである。
自動車は進入が禁止されているので当然入り込んで来ない。車と言えば唯一自転車だけが通行可能になっている。
犬の散歩も人間同様に自由に通行が出来る。


写真② 稲刈りの終わった田園風景。後方は高槻市塚脇・桜公園付近です。


ぶつからないためのマナー
 目的を持って散歩をしていると、前方から同じく散歩やジョギングをしてこちらに向かってくる人とかいろんな人とすれ違うことになる。
信号も通行の交通ルールも何も無い所なので、すれ違いざまに正面衝突をしないように注意しないといけない。


数十㍍先あたりからこちらに向かってくる人を確認すると「After you」の必要が無いまでも、お互いがぶつからないように、どちらかが右か左に寄る必要がある。面白いもので早めに先に左なら左、右なら右に己の歩くであろう側面を決めてからこちらに向かって歩いて来てくれる人がいる。
これは常識のわかる善い人である。そうすればこちらもぶつからないように、その反対側に素早く身体を寄せて全く以ってぶつかる心配なくすれ違うことが出来るというものである。


その時阿吽の呼吸ですれ違う相手さんに「早めに方向を決めてくれてありがとう。おかげ様でスムースにすれ違うことができます」と心の中でサインを送ることにしている。
そして早めに軽く会釈を送る。相手がこちらの会釈に気が付いて遅れて答礼を返してくれることが有る。礼儀のわかる、常識のある御仁であると思う。
しかし一瞬と言えども先に礼を発したので有るから、このすれ違いは「私の勝ち」と言うことになるであろう。


「マナーの先勝ち」このような言葉があったかどうかはこの際問題では無い。如何に相手よりも早くマナーを発揮するかが値打ちであり、勝つか負けるかの問題なのである。


写真③ かなり干上がって来た安威川、ゴルフ場のパッテインググリーンのように藻が繁茂
  しています。(茨木川との合流点付近、以前この近くで三毛猫がいて保護された場所で
  す)


犬の飼い主の常識について
 犬の散歩の御仁がいる。犬はヒモ(リード)でしっかりと管理されて飼い主と一緒に散歩する。途中でトイレ処理や、縄張り確認やらで前進しながら右や左にせわしげに動き回っている。
やはり人間様と同じように、すれ違いざまに正面衝突をしないように注意しないといけない。うっかりして犬の機嫌を損ねて噛みつかれでもしょうもんならたまったものではないからだ。


相手の前進行動を素早く察知してこちらが歩く側面を心の中で決定して行動する。『これでぶつかる恐れも無いわい!』とひとまづ安心して平常に前進する。
その距離が縮まってきて、さあ噛みつかれないように無事にすれ違おうと思っていた矢先に、その犬が突然私が前進している側面の方に方向を転じて来たではないか! 私は予定通リ歩を進めているのでこのままでは私の前進通路は犬のリード紐によって通せんぼを喰らってしまうことになる。


写真④ 秋色が進む市道の銀杏の木(高槻市内)


ところがである、飼い主のおっさんや、はたまたヤンママ風の女性どもは我関せずで犬の行動のまま自由にさせたままである。「お犬さまさま」で、対面のおじさんのことなど素知らぬ態度である。
あわててこちらが方向を転じてこれを避けて通過することになる。
まあ犬は畜生とも呼ばれているので犬に文句を言うつもりはさらさら無い。こんな状況であっても素知らぬ態度で鼻をクンクンしながら己の都合でウロウロしている。
この場面では当然ながら犬より賢い人間様である飼い主がコントロールすべきである。
ところがそれが出来ない、他人のことなど考えてみたことも無いようである。飼い主のデリカシイの低さに辟易する。こんな態度で公道を利用する資格など有る筈が無い。


写真⑤ 秋の夕景色です。西方向を望む。安威川の西河原橋付近です。


(おまけの報告です) 
  本日はタバコの吸い殻集めを中心に行動しました。カモが集団で行動している群れの数(およそ40羽近く)と近似の50本近くを拾いました。
   片道5kmの区間ですから私の感想としては  “多すぎまするです”。
                              (おわり)