雪で前進を阻害されている駐車場の除雪作業の巻き

2023年11月15日(水)   kumanoayu 


写真① 安威川の流れ・2段式整流落差、茨木川との合流点近く(23.11.15)


 最近の気候変動で急に20℃から12℃前後(関西地区中心)と一気に晩秋の様相に一変した感が否めない。
当地大阪でも良くも悪くも「大阪のチベット」と称されている大阪府最北端の行政区域である豊能群能勢町は山間部で標高も 200 m近くあり、最近積雪があったと聞く。


写真② 「ナンキンハゼ」の色づき。高槻市・今城塚古墳公園内で(23,11,14)


雪で思い出される愉快な話がある。
この歳になると良くも悪くも昨日の「パンスト」の話同様に思い出される話が何かと多いような気がするのであるが、これは良くも悪くもこうして記憶が残っているということは、情緒、感情が豊かで、繊細で、心優しくて周囲からも好かれるタイプではなかろうか! と言うのがこの ayu 様の勝手な見解なのである。
自分で言うのだから間違いは無いとみてよかろうかと思っている。


かれこれ6年ほど前のこと、まだ時間勤務で活動中のことで有ったが、ayu より若い同僚社員と北海道は別海町内のお客様工場に10日間ほど出張した時の話になる。無事に社用も済んで大阪に戻ろうとした当日の朝である。
前の晩からそこそこ雪が降っていて、駐車場の車が 50 cmほどの積雪でそこそこ半分ほど隠れかかっていた。


写真③ 朝起きてみると、除雪作業が必要な状況になっていた。別海町で。


当然若い社員は率先して車の周辺の除雪を始めた。
有ろうことか車を前進させるため駐車している車のフロント部分から誘導道路に向かってえっさえっさと作業を始めた。
こんな事をやっていたら誘導道路までかれこれ 1,5m 幅× 20m 長さ の除雪作業を余儀なくされる。


大阪育ちのあんちゃんは真面目で正攻法である。悪くは無いのであるが、応用編は ayu 様の雪国の智慧を働かせないと無駄な除雪で疲れるだけである。


写真④ 別海町からレンタカーで釧路市内に到着しました。


ayu 様の出番である。こう見えてもベタ雪の雪国北陸は金沢でかれこれ15 年間生活し、屋根雪も降ろしたことが有るのである。


無駄なフロント部分の除雪はやめること。運転席側のドアが開くように除雪することを指示した。"" の雪質は北陸のそれと違って湿気の少ないいわゆる「パウダースノー」と言われる比較的軽い雪質であることを理解している。


ドアを開けて運転席に入り込んでそのまま前進して車のパワーではばかる雪を蹴散らして誘導路まで進めさせた。無駄な事無く一気に脱出は完了した。


写真⑤ ④に同じ釧路市内、空港に向かっています。


当日は最寄りの「中標津空港」は欠航となっているので、比較的雪の影響が少ない「釧路空港」に向かうこととして東京経由で大阪(伊丹)に戻ることとしたのであった。


写真⑤ 一路東京に向かって釧路空港を離陸しました。雪の北海道さん、10日間お世話に
              なりました。
  
自信過剰な話を披露させて頂いたのであるが、ほどほどにしておかないと、友人のお手伝い農業用土除去作業中に転んで全治2カ月弱の擦過傷が全治したばかりである.二の舞を演じないよう高齢者は注意が必要である。
                                                 (おわり)


写真⑥ 養生中のお花畑「背の高い方のマリーゴールド」良く咲いています。(23.11.15)