捨てられていたきれいな自転車のミステリアスな顛末の巻

やはり安威川散策中に遭遇した夏のはかない出来事でした。


                                              2022年11月25日(金)    kumanoayu


写真① 防犯登録証・ステッカー


    阪急京都線を通過して下流に向かうと永久橋と先鉾橋の丁度中間点あたり(下に添付したイラスト地図を参照してください)に運動可能な広場が有るのでここでも良く休憩をする。
ある日その堤防の法面に自転車が放置されているのが目に入った。
良く見るとまだ結構新しい部類と見た。所有者が放置したのか、はたまた盗難にあって乗り捨てされているのか、探偵でないので自分には分かる筈もない。
しかし答えはどう考えても二つにひとつではないのか!


写真② この話題に登場する場所を案内するためのイラストマップ。すこし見づらいかも知れませんが、ご容赦下さい。


前者の場合は不法投棄で犯罪事象でしょうか!、
後者の場合は窃盗事件であって被害者のお方はさぞや困っておられるかも知れない。
散歩散策の時間が阻害されるにもかかわらずお節介やきの癖がはみ出して来た。
自転車には購入時に防犯登録を行うと自転車に登録ナンバーの記入されたステッカーを貼り付けることになる。そのステッカーの番号から所有者が特定できるはずである。


所轄の警察署に問い合わせた。今回も「盗難届が無いので、個人情報守秘義務の観点から本人以外の第三者にはには答えられない。また当人から遺失届の提出が無い場合は、わざわざ当人にお伝えすることも無い」との回答。
市役所に連絡したらゴミとして回収して廃棄処分と言う。
何のためのステッカーなのか疑問を感じた。被害者は遺失届を出さないと全てが回転しないのだ。なんとも切ない話ではないか! 登録番号から所有者が特定できるではないか!
理不尽と言ってはいけないのであろうが、まったく悔しい話では有る。


その後その自転車は数カ月そこにい続けた。そしてそののち悪ふざけによって悪がきが一部を破壊して川に投棄した。善意有るお方が川から拾い上げた。
そして粗大ごみとしてようやく回収されスクラップとして生涯を終えることとなった。
                                   (おわり)

写真③ 11月24日17時頃撮影 安威川の西河原橋付近で西方向の空を見る。
    「火事」では有りません。まるで本日の記事の内容を象徴しているような絵に思え
               てなりません。


(参考文献)
不法投棄とは、廃棄物を適正に処理せず、みだりに道路や山林、空き地等(自らの土地を含む)に捨てる行為で、法律で禁止されています。
ペットボトルやレジ袋、マスク、たばこの吸い殻などのごみのポイ捨ても 不法投棄となります。                                                              (全国地方自治体の情報欄から抜粋/ 完)