生まれ故郷に向かって胸躍るAYUが選んだルートは国道168(十津川経由)だの巻き

2024年01月017日(水)   kumanoayu 


写真① 16日・本日の安威川散策修養の旅は気温6℃、風速6m/分で有った。
    太陽照射率午後は平均50%。体感的にはそこそこ冷たく感じたので往復とも風を避
       けるべく「西河原公園内」を利用させていただいた。山茶花(這寒椿)をみる。
      (24.01.16)


1月10日旅の続きです。


案〉大阪➡奈良県當麻町➡五条➡十津川村➡新宮➡勝浦  (約 200 km)
所要時間約時間  高速道路利用率約 25 


慎重に熟慮の結果このルートを選択した。


かれこれ45年ほど前に度程走行したことがあった。ダムサイトの道路は河川特有の蛇行が多く当時の道路事情としては直線のトンネルでその蛇行道を避けるバイパス直線道路への改良もままならず、大方の筋からは「醜道」と揶揄されていた。そしてそれは当然ながら世論はこれに誰も異を唱える人はいなかった様である。


写真② 今も道路改良工事が行われていました。R168トンネル掘削工事中。完成した暁に
      は曲がりくねった細い走り難い道路の走行から解放されます(24.10.10)


今に比べるとこの AYU 様もバリバリの元気印真っただ中であったと言っても過言では無い。しかしカーブの多いこの「酷道」で本当に目が回ってしまう程のいやらしい、これでもか、これでもかという程のカーブの連続、本宮町あたりでは道幅が狭く真っすぐ走って来たが正面は民家である。どうなるのかと思っていたら突然狭い狭い直角ターンを余儀なくされる。


これが本当に国道なのか! 自動車に関してはこれに係る税金は複雑にのしかかっていて、うんと納税しているのである。それならもう少し良い道路を造ってよ!と加入している「JAF」団体なども盛んにアピールしていたのである。


写真③ 奈良県の十津川村を通り抜けると次の在所は本宮町です。当然のように「熊野本宮
      大社」にお詣りさせていただきました。大鳥居は高さ33.9m 幅42m と日本一の大き
      さと聞いています。(写真下部はネットからの借用です)


2度とこの道には足を踏み入れないぞ!と心に誓ったものである。
R168 は基本的に「奈良県/五條市➡和歌山県/新宮市」を結んでいる道路である。
当時の AYU はどちらかというと「大阪⇔三重県/熊野市」を利用することが主であったから当然のようにR169 を利用していたのであった。


R169 もこの50年間で延べ 400 回×往復= 800 回ほど利用して来た。
昔から今日のように気に入った道路事情では無かったことは当然のことであるが、しかし悪路と言っても少なくとも「目を回す」ほど酷いカーブの連続が続くほどの悪路では無かった。


写真④ 和歌山県田辺市本宮町にある「熊野本宮館」です。観光情報や地域情報発信の拠点
              として利用されています。材木の町でもあります。ふんだんにその素材が使用され
    た建物でした(24.10.10) (写真下部はネットからの借用です)


何故にR168 に足を踏み入れたのか? わざわざ遠回りに来なくてもいいのではないの? というご意見もあろう!
当時はやはり若さであったのでしょうか!
「何でも見てやろう!」
「未知への挑戦!」
「紀伊半島のど真ん中を縦断する道路本有り、R169 だけでなくR168 も知りたい!」
という好奇心でも有ったようである。


その後、日本経済もさらに大きく進展し、日本全国を高速道路で繋ぐ建設、国道道路改良への予算化等々、酷道悪路も年と共に改良が進んでいる。


噂には聞いていたが R168 に於いてもかなりの部分で車線化、カーブを避けるための直線道路化(トンネル掘削技術の進化)が著しいとのこと。
150,000 km 走行を突破した愛車と共にいよいよ新宮市を通過して目的地の勝浦温泉に一直線です。無事に難所を通過してきたことに感謝しながら!


                                       (おわり)


写真⑤ 安威川左岸天端裏法面で「水仙」が元気に咲いています(24.10.16)