ゴルフ会員権の行く末について戦々恐々としている AYU の心境の巻き

2024年03月24日(日)   kumanoayu 


写真 ① 23日(土)、こちら大阪地方は予報通リ朝から靄(もや)っていて遠方の山々は隠
     れてしまっていて茫洋たる様を醸し出している。
     傘はいるか要らないかの狭間で有るが、無いとしかし経時と共に衣服が濡れてし
     まうことになる。用心のため傘持参で出発したが徐々に傘は不要となってきた。
     散歩の犬で「after you 」しないのが多い。今度出くわしたらこの傘でしばいた
     ろ!(24.03.23)


 散策でお世話になっている茨木市の「安威川」の上流に大阪府が建設を進めて来た「安威川ダム」が完成して去る 20 日に大阪府知事も出席して、完成を記念する式典が開かれたというニュースを新聞で目にした。大阪府民では有るが高槻市民である AYU は茨木市民でないのでこの手のニュースは事前に AYU の耳には届いていなかったようである。


届いていようがいまいが AYU の生活には大きな影響はない。


写真② 完成した「安威川ダム」、写真はネットからお借りしました。最終的にはダム公園
       として整備されるという。


その生活のことで最近躊躇していることがあった。1990 年(平成 年)念願の「ゴルフ会員権」を、なけなしの資金を投入して購入したのである。当時はものすごいゴルフブームで有った。「猫も杓子も」の感が有ったと思っている。営業職のサラリーマンとしては、この会員権は咽喉から手が出るほどに欲しいものの最右翼で有った。


しかし当時の年齢からすると子育ての真っ最中、自宅の購入も視野にある。車のローンも有る。背広も新調しなけらばならない。靴下も。「はいそうですか」と言って容易に手出し出来るものでは無い。


しかし大きな決断をして購入して今日に至っているのである。


随分と楽しませてもらったものである。所属クラブ内の競技会で優勝したことも忘れられない良い思い出のひとつで有ろうか。


写真③ ゴルフ場イメージ(ネットからの借用です)


数年前にゴルフ練習場で最初の 球を打ったところ、右肩付け根に激震の痛みが走った。歳も歳だっただけにいよいよ年貢の納め時を覚悟せざるを得なかった。それでもゴルフクラブ始め諸道具はなかなか簡単に捨てられなかった。
それから約 2 年経過、物置きの隅っこで一人寂しく過ごしていた諸道具といよいよお別れする決心をすることになった。


そして今度はいよいよ件の「ゴルフ会員権」を手放す交渉が待っている。このことにはいささかの補足が伴う。


バブルが弾けてからというものは、雨後の筍のように誕生したゴルフ場も、不況のあおりであちこちで倒産したということは申し上げるまでもない。
その結果「会員権」は紙切れ同様という結果を迎えることを余儀なくされてしまったことは枚挙にいとまが無いことは周知の事実である。


幸いに AYU が所属しているゴルフ場はその後もしぶとくも逞しく健全に運営を堅持している。


写真④ 本日は安威川遠征を中止して近くで散策歩行ノルマを追求しました。歩行には「下
              り坂」も効用があると耳にしていたので、其処を利用しています。
               高槻市/桜公園付近です(24.03.23)


肩を痛めて「ゴルフプレイ」を断念した時にすぐに「会員退会」を決断すべきは普通の姿で有ったろうが、「届」を提出しても紙切れ同然ということを友人や世間のニュースで嫌という程「耳にたこ」で有ったので、その結果を想定すると、なかなか決断が付かなかったのである。


しかしもう後が無いところまで来てしまっているのである。生きているうちに身辺整理の心算で決断せざるを得ない。


写真⑤ 本日の散策コースには大相撲春場所のため「藤島部屋」がこの高槻市に宿舎を構え
    ている(24.03.23)


事務局員さんは丁重に対応して下さった。そして丁寧なジエントルなソフトな洗練された言葉使いであった。
「どなたかお譲りなさる目当ての方はいらっしゃいませんか?」
当然のお尋ねで有った。会員を減らしたくないのは当然である。


然るべき会話の後に「退会手続き」に関する書類を送って下さる運びとなった。


結果は「紙切れ同然」になってOBボールと似て非なる奈落の底に飛び散ってしまうのか、はたまた「バーデイ」か「パー」か、いやいや「ホールインワン」か!
戦々恐々の興奮した日がしばらく続く!
老人には刺激が有ることは時として悪くは無いと聞く。


「雲外蒼天」 好きな言葉です。               (おわり)


写真⑥「雲外蒼天」をイメージする写真(ネットからお借りしました)